女性起業コンサルタント・中小企業診断士の千葉真弓です。
今日は、ちょっとわたし自身のことを書いてみようと思っています。
中小企業診断士は、経営コンサルタントの国家資格と言われていて、資格取得者の95%が男性で、女性は5%程度という、男性中心?男社会的な資格です。
受験勉強をしていたとき、資格のスクールにも通ったのですが、女性は数えるほど。。。(^-^;
そんな資格なので、ずーっとバリバリ仕事をしてきた人。
いわゆるバリキャリに見られがちです。
が、実は、まったく違います。
今(2016年9月23日)ちょうど、博多阪急さんのイベントホールで、
「波佐見焼&My Dear LIFEフェア」というイベントが行われています。
食空間プロデューサーの丸山洋子先生やその生徒さんたちの、
波佐見焼を使ったテーブルコーディネートが8作品、展示されていて、それらの商品をご購入できるという企画です。
(トップの写真は、丸山洋子先生と撮っていただきました)
わたしも、コーディネートをさせていただき展示しています。
このグリーンと白のお皿は、「波佐見焼」です。
この使い方が新鮮!と感じていただけたようで、「販売がとても好調です」と
阪急の担当者さんからも言っていただきました!
こういうフェアの場合、「キレイね♪」だけじゃなくて、
販売・売上につながることが大事。(販売促進のためのもの、ですから)
そういう点では、責任を果たせたかな、と、少しホッとしました。
今、つながりのある方々に、今回の展示のことをお伝えすると。。。ビックリされます。
それはそうですよね。
中小企業診断士、コンサルタントの人と思われているのですから(^-^;
実は、中小企業診断士の受験勉強を始める前(約20年前!)には、
テーブルコーディネートを学び、
インテリアスクールなどで教えることをしていた時期がありました。
ですので、当時、中小企業診断士などという、
ビジネスライクな資格の勉強を始めたものだから。。。
お世話になっていた丸山洋子先生をはじめ、テーブルコーディネートつながりの方々は、皆さん、とてもビックリされていました。真逆のことをいきなり始めて、どうしたの???と。
中小企業診断士とテーブルコーディネートがつながっていることが、
まわりの方々から見ると、不思議で仕方がないようなのです。
仕事って、どの面をみるかで変わると思うんですね。
そして、自分の仕事を通して、
どんなことを実現したいか、で、ビジネスのつくり方も変わる。
テーブルコーディネートの場合、
食器などをキレイに並べてコーディネートしているもの、とか
ご家庭で楽しむもの、と、捉えている人が多いと思うのです。
(テーブルコーディネートを仕事にする、というとレッスン・教室が中心ですものね)
わたしは、テーブルコーディネートを仕事にしたい!と思ったときに、
テーブルコーディネートを教えるだけではなく、
もっと違った仕事のつくり方ができないだろうか、と考えました。
たとえば・・・
商品の魅力を引き出し、新たな使い方などを消費者に提案することができて、
そして、その商品などを作っているメーカーさんや産地の発展・活性化にも
つなげることができるんじゃないか、と。
(実は、このあたりの考え方、わたしの恩師・丸山洋子先生の影響をたくさん受けています)
とはいえ、それをするためには、
テーブルコーディネート「だけ」ができるのでは、
自分の領域を広げられないと、限界も感じました。
その限界を超えるには何が必要か?と考えたときに・・・
なぜか、突然!!
もっと、マーケティングやビジネスのことを知らなきゃいけなのでは?と、思い当たったのです。
それから、それらを知るには何が効率的か?
体系的にインプットするには、何がよいか?を考えるなかで、
中小企業診断士を学ぶのがいいかも・・・と、なったのです。
つまり、「好きなこと(テーブルコーディネート)」から、
いったん離れて、視野を広げることに取り組むことにしました。
テーブルコーディネートも、ビジネスもわかる人間は少ないだろうから・・・。
一見すると、まったく関連性がないように見えても、
「ビジネス」「経営」という点では、底辺でつながっていると。
そして、中小企業診断士の資格をとって、もうすぐ15年になります。
残念ながら。。。
今、現在は、テーブルコーディネートそのものを教えることは
まったくしていないのですが。。。
テーブルコーディネートを学んだことで得た知識、スキルはたくさん使っています。
たとえば、店舗ディスプレイのご提案や、商品開発なども、知識・スキルが生きていると思います。
地場産業、伝統産業を支えているのは、各地で頑張る、多くの中小企業です。
その中小企業さんの経営をよくしたり、業績アップには、中小企業診断士として関わるほうがサポート範囲を広げることができます。
また、これから「好きなこと」を仕事にしたい方の気持ちも
自分自身が通ってきた道なので、よーく理解できるので、
これは、女性の起業コンサルティング・サポートに生きていますね。
回り道をしたようですが。。。
いくつかの専門領域をもつことで、自分の活動を広げられた・・・と感じています。
「好きなこと」で起業したい女性、
ご自身の経験を活かして起業したい・起業に興味のある女性が増えていますね。
誰もが、さまざまな経験を積み、たくさんの引き出しを持っています。
その引き出しのなかから、いくつかの知識やスキルを組み合わせて
お客さんや社会に役立つ形にしていくのが、起業する、ということ。
だから、女性の起業が増えるのは、とても喜ばしいこと♪
その一方で、どうやって動けばいいかわからない。
どうすれば仕事という形にしていけばいいのか悩む・・・という方が多いように思います。
また、せっかく第一歩を踏み出したものの。。。伸び悩んでいる方。
「プチ起業」の状態で、そのあとの伸ばし方がわからない、という方も。。。多いですよね
(そういうご相談は、よくお受けしているのです)
もしかすると、「好きなこと」にフォーカスをし過ぎているのかもしれませんね。
一度、そこから視野を広げてみると、違った活かし方が見えてくることもあります。
何かと組み合わせることで、新しい付加価値が生まれる可能性もあります。
あなたに合った起業の形が、見つかりますように(*^-^*)
わたし自身のこと、最後まで読んでくださりありがとうございます!