起業して2~3年過ぎると、起業した直後のワクワク感や新鮮さが薄れてきます。
起業する前は、起業そのものが今までにない経験をするので、
何ごとも初めてのことばかり。すべてが「特別なこと」に思えたはずです。
それから年数が過ぎると、起業していることが、自分にとって「ふつう」の状態になります。
このタイミングが、そのあとの成長を決める分岐点
起業直後のワクワク感が薄れ、
起業している状態が自分にとって「ふつう」の状態となっているとき、
売上や利益面では「伸び悩み」の時期がやってきます。
その売上額の大小や、自分にとって満足できる売上を達成しているかどうか関わらず、伸びなくなるのです。
このタイミングが、そのあとの成長を決める分岐点となります。
こういうときに、やるべきことは3つあります。
やるべきこと・1「顧客ターゲットを見直す」
事業の伸び悩みを感じたときに、まずやるべきことは
顧客ターゲットの見直し。
もしかすると、あなたが来てほしいと思っているお客さんが増えておらず、
あまり好ましくない(たとえば、単価が低い)お客さんばかりとなっていることも考えられます。
自分が理想とするお客さん(=顧客ターゲット)が
来てくれているかどうかを見直してみましょう。
やるべきこと・2「商品・サービスを見直す」
売上が伸びていない、横ばいが続くようになったとき、
商品・サービスがマンネリ化していることも考えられます。
お客さんから見たときの、魅力が薄れてしまっている。
どの商品・サービスが人気があるのか・売上が多いのか、
反対に、人気がない・売上が低い商品やサービスはどれか?を分析し、
商品・サービスのリニューアルをしてみましょう。
※売上分析の方法は、こちらのブログ記事を参考にしてくださいね。
「売上を増やすには、売上分析をしましょう」
もちろん、商品・サービスのリニューアルをしたとき、
新メニューを追加したときには、
お客様への告知、販促活動もお忘れなく!
やるべきこと・3「自己投資をする」
あなた自身がマンネリや伸び悩みを感じているとしたら・・・
「自分を磨く時間」が不足しているのかも、しれません。
自分を磨くといっても、ここでお伝えしたいのは
外見をオシャレに、美しく・・・ということではありません。
(もちろん、それも大事なこと。女性ですもんね♪)
起業する=自分のビジネスを経営するということ、なので、
経営者としての勉強が必要ということです。
「ビジネスは、社長の器以上に大きくならない」と言われています。
となると、自分の「器」を大きくし続けることがビジネスを成長させるカギ、ですね。
自己啓発の本として有名な「7つの習慣」。
そのなかの、第7の習慣のところにこんなストーリーが載っています。
森の中で、必死で木を切り倒そうとしている人に出会ったとしよう。
「何をしているんですか?」とあなたは聞く。
すると男は投げやりに答える。「見ればわかるだろう。この木を切っているんだ」
「疲れているみたいですね。いつからやっているんですか?」あなたは大声で尋ねる。
「もう5時間だ。くたくただよ。大変な仕事だ」
「それなら、少し休んで、ノコギリの刃を研いだらどうです?そうすれば、もっとはかどりますよ」とあなたは助言する。すると男ははき出すように言う。
「切るのに忙しくて、刃を研ぐ時間なんかあるもんか!」「完訳 7つの習慣」(スティーブン・R・コビー、キングベアー出版)P424より引用
このストーリーから学べること、たくさんあるのですが。。。
ひとつは、刃を研ぐ時間が必要だということ。
ノコギリの刃が落ちてしまっているから効率が悪いのかもしれませんよね。
もうひとつは、その解決策は、自分では気づきにくいということ。
第三者である「あなた」から見れば、刃を研ぐと効率があがることに気づけるけれども、
当事者である「木を切り倒そうとしている人」自身は、その解決策に気づいていない。
どうでしょうか?
実は、伸び悩んでいる・・・と感じている女性起業家さんの多くは、
このストーリーの「必死で木を切り倒そうとしている人」に似ています。
一生懸命やっているのに、思うような結果につながらない。伸び悩みを感じている。
そういうときこそ、「刃を研ぐ時間」つまり「自分を磨く時間」をもつようにしてくださいね。
あなたのビジネスに関する直接的な知識や技術の学び、
たとえばエステサロンの方が、新しいエステの技術を
学ぶというようなインプットだけでなく、
ビジネス・経営に関する学び、インプットを増やすことをオススメします。
マーケティングや消費者や顧客の心理学、仕事の数字に関する知識など、
経営に関する分野はたくさんあります。
起業したからには、長く続くビジネスにしていきたいですものね。
頑張っていきましょう♪