
将来、起業したいという方と、お話する機会がありました。
「食」に関することをしたくて、いつかはカフェをしたい・・・とのこと。
でも、話を聞いていると、迷いもある様子。。。
いつかは起業したい、でも・・・
起業したいけれど、踏み出せないという方のお話を聞いていると、
「自分がやろうとしていることは何か」を
きちんと説明できない人が多いと感じます。
やりたいこと、夢や理想はあるけれど、
ビジネス・事業にするには、まだ、クッキリとしていないんですね。
だから、起業の一歩を踏み出すことができないまま。。。
やりたいこと・したいことは、明確ですか?
「自分がやろうとしていることは何か」を説明するためのものが、
「ビジネスプラン」です。
ビジネスプランとは、ビジネス全体の設計図のこと。
- どういう事業・ビジネスをするのか
- お客さんは誰なのか
- どうやって収益をあげるのか
- 他社との違いはどんなところか
などを、書き出したもののことです。
特に、起業したいけれど踏み出せないという方の多くは、
想いはあるけれど、「どうやって収益をあげるのか」の部分が曖昧です。
やりたいこと・実現したいことは、
説明できますか?
- 子育て中のママのサポートをしたい
- 人と人をつなげることをしたい
- 食の大切さを伝えたい
などなど・・・今までに、創業スクールや起業相談などでお会いした方が言われていたことなのですが。。。
想いはわかるのだけれど、これでは、まだ事業になりません。
もちろん、ご本人の頭のなかには、
クッキリとした言葉になっていないけれども、イメージはお持ちです。
でも、イメージのままでは、あなた自身はわかっていても、
第三者には伝わらないんですね。
もちろん、第三者のなかには、お客さんも含まれます。
だから、ビジネスプランを考える必要があるのです。
ビジネスプランをつくるとは、
頭のなかのイメージを言葉や数字に置き換えること
ビジネスプランを考えるということは、
事業として形にするために、
頭の中にあるイメージを言葉や数字に置き換える作業。
たとえば、「子育て中のママのサポートをしたい」という場合、
そのサポートの具体的な内容は、どんなもの?
それを、いくらで提供するの?
どうやって、子育て中のママに、あなたの事業を知ってもらう?などなど・・・
ひとつひとつを言葉にしてみる。
「人と人をつなげることをしたい」という場合、
そもそも、人と人をつなげるとは、どういうことを意味しているの?
どんな人が、どんな人と繋がりたいと考えているの?
つながったあと、どうなるの?
どうやってお金をいただくの?収益をあげていくの?
などなど・・・を考えて、コトバや数字にしていく。
しんどい、面倒・・・と思われるかもしれませんが、
起業するには、このプロセスを一度は通る必要がありますよ。
もちろん、ビジネスプラン通りに事業が進むことは、まずあり得ません。
だったら、そんな面倒なもの、作らなくてはいいのでは・・・と思われるかもしれませんね。
ビジネスプランの必要性
ビジネスは様々な要素が絡み合って成り立つもの。
どんなに頭のなかでしっかりと考えていても、
一度、紙に書いて、整理しないと見落としや矛盾があるものなのです。
ビジネスプランを考え、形にまとめるということは
第三者・他人に自分の考えを説明するために必要なだけでなく、
自分の頭の中を整理する、という目的があるのです。
特に、これから起業したい、いつかは起業したい・・・
でも、何から手をつければいいのか・・・と迷っている方にとっては、
「自分の頭の中を整理する」ことのほうが重要です。
頭のなかにあることを、ひとつひとつコトバに置き換えて
頭のなかから取り出していく。。。それが、頭の中を整理するということ。
ビジネスプランは、何度も何度も考えるものだし、
何度も何度も書き換えるものです。
そうしている間に、どんどん具体化していくものだし、
本当にそのビジネスをしたい!と思えるようになったら、
不安や迷いよりも、ワクワク感のほうがまさっていきます。
そうなると、起業の第一歩を踏み出す日も近いですよ。
頑張っていきましょう♪