年末やお正月になると、
「新しい年には、これをしよう!」「こうなれるように頑張ろう!」と
目標を立てたことが、あると思います。
では、その目標を達成できたか、実現できたかというと、
「やろうと思ったけれど・・・」になりがちです。
目標達成を妨げるもの
理由はカンタンです。
目標がアバウトすぎるのです。
「目標は?」と聞いていると、
- いつかは起業したい
- 売上を増やしたい
- 新規のお客様を増やしたい
- お客様に喜んでもらいたい
- スピーディーな接客を実現する などなど・・・
これ、残念ながら、間違った目標設定。
文字にすると、
目標というよりも「願望」という感じに見えてきますね。
(残念ですが、これでは「思考は現実化」しない、のです)
目標設定の基本とは
目標設定の基本は、測定可能であること。
(メジャラブル、という言い方をすることもあります。)
目標を、できるだけ数値化するのです。
あなたは、「売上を増やしたい」と考えているとします。
月の売上が30万円のところを、
半年後に50万円にしたい、1年後には・・・と。
漠然と、50万円にしたいな~と考えているだけでは、
何も変わりませんよね?
偶然、たくさん買ってくださるお客様が現れれば、
その月だけは売上が増えるかもしれないけれど、
翌月は元の状態に戻ります。
当たり前の話でしょ、と思いましたか?
案外、こんな感じで経営をしているお店やサロンさん、多いですよ。
リピートが減っている・・・と感じていても、
具体的な対策をしていない美容室さんとか。
新規来店が少ない、と気づいていても
何もせずに、新規が来てくれればいいなぁと思っている飲食店さんとか。
正しい目標設定の方法
先ほど、
目標設定の基本は、数値化すること、と書きました。
売上30万円を50万円にする、は、
目標としては「数字」になっているけれど、それだけでは不十分。
正しい目標設定の方法は、
売上や利益等の数値目標を設定することに加えて、
その目標を達成するための行動目標・個別目標も数値化します。
たとえば、美容室やサロンさんで、再来店率が70%。
それを90%にまで引き上げる。
漠然と「売上を増やしたい」と考えているよりも、数値化されています。
そうすると、再来店率を上げるための対応策を考えればよいのです。
たとえば、顧客リストから休眠客をピックアップして、レターを送る
来店直後のお礼ハガキを送るだけでなく、
3週間後にも、そろそろですよ、のハガキやメールを送ってみる。
具体的な策を考えることができるように、なりますね。
漠然とした目標設定ではなく、
数字を使った測定可能な目標設定。
そして、そのための行動目標をつくる。
それによって、目標達成ができるようになりますよ。
ぜひ、今年のあなたの目標設定を見直してみてくださいね!