経営のご相談で多いのが、「売上が上がりにくい」というもの。。。
お話を伺っていると、商品やサービスの価格を決める時点でミスをしているケースが多いようです。
特に、ひとりでやっているようなサービス業の方は、
価格設定を間違ってしまうと、そのあとが大変です。。。
サービス業って、たとえば
サロン系(美容室、エステ、ネイルなど)
教室、カウンセリング、セラピストなどなど・・・。女性の起業で多い分野でもありますね。
価格設定の重要性
価格設定、とても重要です。
という話をすると、皆さん、そうよね。とナットクされるんですが。。。
実際に、自分の商品やサービスに価格をつけるときには、
「相場がこれくらいだから・・・」と、意外に適当につけていたりします(^^;)
重要といいながらも、腑に落ちていないって感じでしょうか。。。
価格設定は、あなたの時給を決めること、でもある。
特に、サービス業の場合、お金をいただけるのは
「サービスを提供したこと」に対して、ですね。
別の見方をすると、
「サービスを提供する」=「時間を提供する」ということです。
例をあげますね。
ネイルサロンさんの場合、一人あたり、平均2時間程度、かかっています。
そのときの価格が6,000円だとしたら、時間単価は3,000円ということ。
仮に、営業時間が10時間あるとすると、ビッシリと予約を詰め込んだとしても、
1日あたりの売上は、3,000円×10時間で、3万円。
これが上限。
時給3,000円というと、パートやアルバイトの時給よりも
グッといい感じに見えると思うのです。
実は、ここに落とし穴があるんです。。。
実際には、10時間ビッシリと予約を入れることはできないですね。
時間が前後することを考えて、
多少の余裕をとっているのが普通だし、休憩時間も必要です。
また、お店やサロンのお掃除や準備の時間もありますよね。
時間単価や価格設定を考えるうえでは、
「売上が発生しない時間」も考慮する必要があることに気づいてくださいね。
価格設定で、あなたの収入の上限も決まる
先ほど、1日の上限売上をみましたが。。。
価格設定によって、あなたの収入の上限は、ほぼ決まっているのです。
時間単価×仕事につかえる時間=あなたの収入の上限
こういう式が成り立ちます。
ぜひ、今の価格設定を見直していきましょう。